九谷焼窯元 上出長右衛門窯
明治十二年創業。時代を経てもみずみずしい九谷焼を。
上出長右衛門窯は、石川県能美市に窯を構える九谷焼の窯元です。九谷庄三の出生地・寺井村にて1879年(明治12年)に創業して以来、割烹食器を中心に、職人の手仕事と絵付けの妙を生かした器づくりを続けてきました。東洋で始まった磁器の歴史を舞台にしながらも、伝統に固執せず柔軟な姿勢で新しい意匠やコラボレーションにも挑み、使い手の日常に自然となじむ、みずみずしい九谷焼の表現を追求しています。
PROFILE 企業・工房について
上出長右衛門窯は、石川県の代表的な伝統工芸である九谷焼の窯元として、1879年に創業しました。九谷焼中興の祖・九谷庄三のふるさとである寺井村に窯を構え、以来、ろくろ師や絵付師など多くの職人とともに、食卓を彩る器を作り続けています。創業当初から割烹食器を得意としてきた背景もあり、今もなお料理が引き立つ器づくりに重心を置いているのが特徴です。
「東洋で始まった磁器の歴史を舞台にしながら、伝統に固執しない柔軟な姿勢で、割烹食器を中心に発表していくこと」。これが、上出長右衛門窯が大切にしているスタンスです。九谷五彩の華やかさや絵付けの技術を尊重しつつも、現代の暮らしやテーブルコーディネートに自然に溶け込む意匠を探り続けています。
産地では分業が一般的な中で、同窯は多くの工程を自社内で完結させる「一貫生産」を行っていることでも知られています。素地をひくろくろ師、下絵や上絵を描く絵付師、窯焚きを担う職人など、各工程の技を磨きながらも、ひとつの窯として世界観を共有することで、器全体の佇まいに統一感と奥行きが生まれています。
毎年5月に行われる「窯まつり」や秋の「轆轤まつり」では窯場を一般に開放し、工場見学や絵付体験、ろくろ体験などを通じて、九谷焼が生まれる現場を肌で感じてもらう取り組みも継続。器の背景にある人や道具、窯の火にまで光を当てながら、九谷焼の文化そのものを次世代へとつないでいます。
明治十二年創業、九谷庄三のふるさとで育まれた窯元
割烹食器を中心に「時代を経ても瑞々しい」九谷焼を追求
分業制の産地で「一貫生産」を行う職人集団
笛吹シリーズや世界的デザイナーとのコラボレーション
LINKS 公式リンク / SNS
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- 合同会社 上出瓷藝 オンラインストア https://kamide-shigei.stores.jp/
- SHOP 金沢長右衛門(直営店) http://www.choemon.com/archives/5400
- 窯まつり・轆轤まつり 特設サイト https://www.kamamatsuri.com/