九谷美陶園

九谷美陶園のはじまりは、1914年（大正3年）。九谷焼の産地として知られる石川県加賀市・山代温泉に窯を構え、絵付けまで一貫して手掛ける窯元として歩みを進めてきました。昭和初期には株式会社 九谷美陶園として体制を整え、旅館や料理店、百貨店向けの器づくりを通じて、九谷焼の魅力を全国へ伝えてきました。

現在のブランド「瑛生の器」では、色彩豊かな九谷焼の伝統を踏まえつつ、「瑛生モダン」「魯山人写し」「古九谷写し」という三つの方向性で器を展開。伸びやかな筆致で描かれた草花や動物、抽象的な文様など、遊び心のある柄と余白のバランスにこだわり、テーブルコーディネートしやすい形・サイズに仕立てています。

庭に囲まれたショールームには、飯碗や湯呑、マグカップ、皿、鉢、酒器、花器など、約300種類のうつわが勢ぞろいします。観光で山代温泉を訪れた方はもちろん、地元の方々やプロの料理人まで、実物を手にとって質感や色合いを確かめながら選べる場所として親しまれています。

工房では、ろくろ成形から素焼き、本焼き、そして手描きの絵付けまで、九谷焼ならではの工程を大切に守り続けています。また、オンラインショップやブログ、各地の展示会を通じて、季節ごとのおすすめの器や使い方のアイデアも発信。九谷焼を「飾る器」から「毎日使って楽しむ器」へと広げていくことを目指しています。

山代温泉の工房と庭に囲まれたショールーム

加賀市・山代温泉の静かな住宅街に工房とショールームを構える九谷美陶園。庭に囲まれたショールームには、工房オリジナルの器や伝統柄のうつわが約300種類ディスプレイされ、観光での立ち寄りや器選びをゆっくり楽しめます。

「瑛生モダン」と古典意匠の三本柱

九谷美陶園では、現代の暮らしに合わせた「瑛生モダン」と、魯山人写し・古九谷写しといった古典意匠を三本柱に作陶。九谷焼らしい鮮やかな色彩と余白の美を活かしながら、和洋中どんな料理にも合わせやすい器づくりに取り組んでいます。

創業1914年、九谷焼を暮らしのなかへ

1914年（大正3年）の創業以来、手描きの九谷焼窯元として、飯碗や湯呑から鉢・皿、花器まで幅広い器を製造・販売。高級な記念品・引き出物・法要のご進物としての需要に応えつつ、オンラインショップや各種展示会を通じて、日常の食卓でも九谷焼を楽しめる提案を続けています。

工房直送のオンラインショップ

公式オンラインショップでは、ショールームのラインナップを中心に、価格帯やカテゴリ別に器を紹介。遠方の方や業務用でまとまった数量を必要とする方も、工房から直接、九谷焼のうつわを注文できます。