事業者・ブランド紹介

堺孝行 / SAKAI TAKAYUKI

堺打刃物600年の伝統を受け継ぎ、世界のプロフェッショナルに選ばれる包丁ブランド。

大阪・堺に拠点を置く青木刃物製作所は、和包丁・洋包丁・中華包丁・製菓包丁・蕎麦切り包丁など、あらゆる料理分野に向けた「堺孝行」ブランドの包丁を製造するメーカーです。鍛冶と研ぎの分業制によって磨かれた刃は、鋼の特性を最大限に引き出し、プロの現場で求められる切れ味と耐久性を両立。国内の厨房道具店や百貨店はもちろん、欧米・アジアをはじめ世界30カ国以上で愛用されています。

〒590-0941 大阪府堺市堺区材木町西1丁目2-28 さかいたかゆき
堺孝行 / SAKAI TAKAYUKI

PROFILE 企業・工房について

青木刃物製作所のルーツは、終戦直後の1947年に大阪府富田林市で創業した堺打刃物卸「青木一郎商店」にさかのぼります。その後、堺市に営業所を設けて青木刃物製作所と改名し、和包丁の産地として知られる堺の地で本格的に刃物づくりをスタートしました。

1960年代には、堺孝行・堺菊孝といったブランドを商標登録し、自社工場と三宝工場を整備。鍛冶職人と研ぎ職人が集う環境を整えることで、一本一本の包丁に一貫した品質基準を持たせる体制を築き上げていきます。その後も、衛生面に配慮した抗菌ハンドルの開発や、オール樹脂製ハンドルの採用など、時代のニーズに応える商品開発を進めてきました。

現在、青木刃物製作所は堺孝行・TAKAYUKI・Grand Chef などのブランドで、国内外のプロフェッショナル向け包丁市場をリードしています。伝統工芸士の技と最新設備を組み合わせながら、ナイフギャラリーを拠点としたイベントや情報発信にも注力し、堺発の刃物文化を次の世代と世界の食の現場へ橋渡ししています。

堺打刃物600年の歴史が息づく刃物づくり

堺孝行の包丁は、鍛冶と研ぎの職人が分業で技を極める堺打刃物の伝統を礎に生まれます。古墳時代から続く鍛冶の町として培われた技術を背景に、鋼を叩き、焼き入れし、研ぎ上げる一連の工程を一人ひとりの職人が担当。昭和57年には「堺打刃物」が伝統的工芸品に指定され、その品質は日本国内だけでなく世界でも高く評価されています。

和・洋・中華・製菓・蕎麦まで網羅する豊富なラインナップ

製品案内では、和包丁・洋包丁・中華包丁・製菓包丁・蕎麦切包丁に加え、特殊包丁や氷彫刻用ナイフ、砥石、料理小物など多彩なカテゴリーを展開。刺身や出刃、牛刀、ペティ、そば切り、氷彫刻用ナイフといった専門性の高いアイテムまで揃い、料理ジャンルやスタイルに合わせて最適な一本を選ぶことができます。

世界30カ国以上のシェフに愛されるブランド

青木刃物製作所は、堺孝行・TAKAYUKI・Grand Chef などのブランドで、国内の厨房道具店や百貨店、刃物専門店に加え、米国・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ・アジア・中近東など世界各国のナイフショップや商社へ卸売りを行っています。堺で生まれた包丁が、世界中のプロフェッショナルの手元で日々の料理を支えています。

ナイフギャラリー&イベントで刃物文化を体感

閑静な住宅街に構える「堺孝行ナイフギャラリー&ラウンジ」では、包丁の展示販売に加え、シェフや職人を招いた少人数制イベントやディナー会を定期開催。会員制ギャラリーとして、オリジナル作品の購入や交流会への参加など、刃物文化を五感で体感できる場づくりにも力を入れています。