事業者・ブランド紹介

蔵元伊勢藏

大正3年創業。木桶仕込みの味噌と醤油で、東海地方のおいしさを届ける四日市の蔵元。

蔵元伊勢藏は、大正3年より三重県四日市市で、たまり、醤油、味噌をつくり続けてきた蔵元です。杉桶に住みついた微生物の働きを生かし、鈴鹿おろしや伊勢湾からの潮風といった自然の力に委ねながら、全行程およそ一年半をかけて仕込む木桶仕込みの味噌・醤油が魅力。豆みそ・赤みそ・合わせみそ、たまりや白しょうゆなど、東海地方ならではの味わいを、家庭の食卓からプロの現場まで届けています。

〒510-0884 三重県四日市市泊町12-3 くらもと いせぐら
蔵元伊勢藏

PROFILE 企業・工房について

蔵元伊勢藏の歴史は、大正3年、四日市の東海道沿いで始まりました。当時から、豆みそやたまり醤油といった東海地方ならではの味を支える蔵元として、地域の食文化とともに歩んできました。現在は五代目へと受け継がれ、昔ながらの木桶仕込みを守りながら、新しい商品の開発にも挑戦し続けています。

醤油づくりの要となるのが、こうじづくりと木桶での仕込みです。水分を含ませた大豆を蒸し上げ、こうじ室でこうじ菌を育てたのち、塩と水を加えて45石の杉桶へ。仕込んだもろみの息づかいを感じながら、季節の移ろいに合わせて撹拌や石の積み替えを行い、一年半ほどの歳月をかけて醗酵・熟成を促します。

味噌づくりでも、春夏秋冬の環境変化と向き合いながら、手作業での天地返しなどの工程を大切にしています。木桶に仕込み、川石を積み上げて重石とし、温度管理を行いながらゆっくりと熟成。完成した味噌は、豆みそ・赤だし・合わせみそなど、それぞれの特徴を生かした味わいに仕上がります。

創業から約100年にわたり、伊勢藏は調味料の代表である味噌と醤油をつくり続けてきました。現在は、自社商品の製造・販売に加え、ドレッシングやたれ、業務用調味料などの開発実績も多数。原料選定からサンプル試作、ラベル設計まで一貫して伴走し、お客様とともに新たな「味」を形にするパートナーとしても信頼を集めています。

大正3年創業、木桶仕込みを守る四日市の老舗醸造元

蔵元伊勢藏は、大正3年より東海道沿いの四日市で味噌・醤油づくりを続けてきた蔵元です。鈴鹿おろしや伊勢湾の潮風が届く環境で、代々受け継いだ杉桶を使いながら、東海地方ならではのたまり醤油や味噌をていねいに仕込んでいます。

杉桶と一年半の熟成が生む、ふくよかな旨味

大豆を蒸し、こうじをつくり、45石の杉桶に仕込んだもろみと一年以上向き合うのが伊勢藏のスタイル。季節ごとに温度や状態を見極めながら撹拌や石の積み替え、天地返しを行い、時間をかけて発酵・熟成させることで、奥行きのある味噌と醤油が生まれます。

味噌・醤油から「味をつくる」開発パートナーへ

自社商品の製造だけでなく、オリジナルドレッシングや田楽味噌、うどん専用しょうゆなど、業務用のオーダーメイド開発も多数手がけてきました。持ち込みサンプルの再現から新しい味の設計まで、味噌・醤油づくりで培ったノウハウを活かして「味をつくる」お手伝いを行っています。