事業者・ブランド紹介

深緑茶房 -伊勢深蒸し茶専門店-

伊勢茶の里・香肌峡。土づくりからお手元まで、茶農家直営の伊勢深蒸し茶。

深緑茶房は、三重県松阪市飯南町・香肌峡の自然に囲まれた里山で伊勢茶を育てる、茶農家直営のお茶屋です。三重県は全国生産量第3位のお茶どころ。その中でも日中と夜間の寒暖差が大きい飯南町は、お茶づくりに適した土地として知られています。深緑茶房では、茶畑の土づくりから栽培・収穫、製茶、ブレンド、販売までを一貫して行う「6次産業化」に取り組み、お茶は100%自社茶葉のみを使用。葉肉の厚い伊勢の茶葉をじっくり深く蒸し上げることで、まろやかな旨味とコクを併せ持つ伊勢深蒸し煎茶を中心に、かぶせ茶・玉緑茶・焙じ茶・和紅茶・粉末茶、そして伊勢茶スイーツまで、幅広いラインナップで伊勢茶の魅力を発信しています。

〒515-1411 三重県松阪市飯南町粥見4209-2 しんりょくさぼう
深緑茶房 -伊勢深蒸し茶専門店-

PROFILE 企業・工房について

静岡や宇治に並ぶお茶どころとして知られる三重県。その内陸部に位置する松阪市飯南町・香肌峡は、清流と山々に囲まれた自然豊かな土地です。ここで深緑茶房は、茶農家としての営みを続けてきました。冷涼な気候と昼夜の大きな寒暖差は、旨味と香りの詰まった茶葉を育てるのに最適な条件。お店の前に広がる茶畑では、今日もスタッフが一枚一枚の葉の状態を確かめながら、ていねいに畑仕事に向き合っています。

平成11年、地域の茶農家が「お茶産業とこの景観を未来へ残したい」という想いから、農業生産法人として深緑茶房を設立。平成13年には200kgラインの製茶工場を完成させ、平成16年には日本茶喫茶を併設した新しい飯南本店をオープンしました。その後も新社屋建設や津支店オープンなど、畑・工場・店舗が連携した体制を整えながら、伊勢茶の魅力をより多くの人に届けるための基盤づくりを進めてきました。

お茶づくりへの真摯な姿勢と、地域に根ざした活動は、品評会や認証制度の場でも評価されています。農林水産祭地域特産部門での「天皇杯」受賞、三重ブランド認定、伊勢茶品評会・関西茶品評会における農林水産大臣賞受賞、JGAP・ASIAGAPの取得など、数々の実績は、畑での一つひとつの作業と、製茶・ブレンドでの細やかな工夫の積み重ねの結果です。

一方で、深緑茶房は「お茶は日常の中でこそ生きるもの」と考えています。飯南本店の日本茶カフェでは、日本庭園を眺めながら急須で淹れる一杯を気軽に楽しめるほか、県庁や学校、老人ホーム、職場などへ出向くお茶教室やワークショップを開催し、お茶の淹れ方や味わい方を伝えています。東京・日本橋の三重テラスや百貨店のイベントスペース、アートショップmikke、伊勢志摩マルシェなど、県外の場でも伊勢茶の魅力を発信してきました。

そして最近では、名古屋・円頓寺エリアに誕生した「mirume 深緑茶房」との連携を通じて、伊勢茶の新しい楽しみ方にも挑戦。焙じ体験や飲み比べ、ラテアートやテイスティングイベント、クラウドファンディングなどを通じて、「正しさよりも楽しさを」という姿勢で日本茶をカジュアルに楽しむ文化を広げています。土づくりから始まる一枚の茶葉の物語を、日々の一杯とともに届けること。それが深緑茶房が大切にしているブランドストーリーです。

茶農家直営。土づくりからお手元の一杯まで

深緑茶房は、三重県松阪市飯南町の茶農家が立ち上げた茶農家直営のお茶屋です。茶畑の土づくりから苗づくり、栽培・収穫、製茶、ブレンド、パッケージ、販売までを一貫して行う6次産業に取り組み、お茶はすべて100%自社茶葉のみ。顔の見える生産者として、味わいと安全性の両方に責任を持ったお茶づくりを続けています。

伊勢茶の里・香肌峡で育つ、旨味とコクの「深蒸し煎茶」

お店の前には茶畑が一面に広がり、その先には清流と山々に囲まれた香肌峡の景色が続きます。冷涼な気候と大きな寒暖差の中でじっくり育った茶葉は葉肉も厚く、その分渋みもありますが、通常の2〜3倍ほど長く蒸す「深蒸し製法」によって、まろやかな旨味とコクを持つ伊勢深蒸し煎茶に仕上がります。湯のみの底が見えないほど濃い緑色と、とろりとした口当たりが特徴です。

天皇杯・農林水産大臣賞・三重ブランド。受賞歴が物語る確かな品質

深緑茶房のお茶は、お茶づくりへの姿勢と品質が評価され、農林水産祭地域特産部門での「天皇杯」受賞、伊勢茶や関西茶品評会での農林水産大臣賞受賞、三重ブランド認定など、数々の栄誉に輝いてきました。受賞はあくまで通過点と捉え、日々の畑仕事と製茶の現場での積み重ねを大切にしながら、「毎日の一杯がおいしいこと」にこだわっています。

JGAP・ASIAGAP取得。徹底した生産管理とトレーサビリティ

平成24年にJGAP認証を取得し、その後は国際的な農業認証であるASIAGAPへとステップアップ。農薬や肥料の管理記録、作業手順、安全性の確認項目などをきちんと整備し、茶畑・工場の衛生管理や環境保全にも配慮した生産体制を整えています。「美味しいだけでなく、安心して飲んでいただける伊勢茶」であることが、深緑茶房の大きなこだわりです。

日本庭園を望む「日本茶カフェ」と、全国へ届けるオンラインショップ

飯南本店には、日本庭園を眺めながら淹れたてのお茶と手づくり和菓子・スイーツを楽しめる日本茶カフェを併設。茶香炉の香りや滝の音に包まれながら、急須で淹れる本当の日本茶のおいしさを体験できます。直営店や各地のイベント販売に加え、オンラインショップからは通年商品や季節限定の詰合せ、伊勢茶スイーツなどを全国へ発送しています。

伊勢茶の魅力を発信する、交流・お茶育・コラボレーション

地元高校生と取り組む緑茶ラテアート企画「IINAN いいな!LATTE」、県内外のイベントや三重テラスでの試飲会、mirume深緑茶房(名古屋)との連携、肉料理に合うお茶やラテの素、伊勢茶ようかんなど、さまざまなコラボレーションを通じて伊勢茶の新しい楽しみ方を提案。地域交流・国際交流・お茶育といった取り組みで、伊勢茶の魅力を国内外に発信しています。