市川大楽園

鈴鹿山脈の麓に広がる北伊勢地域では、今から千年以上も前からお茶の栽培が行われてきたと言われています。その中でも亀山は、清らかな水と肥沃な土壌、穏やかな気候に恵まれた、県内有数のお茶どころ。市川大楽園は、その亀山の里山で祖父の代から本格的なお茶づくりを始め、三代にわたって経験と研究を重ねながら、自園のお茶と向き合ってきました。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

茶畑では、農薬の使用を半分に抑えた特別栽培を実践。八十八夜前の一番茶の新芽だけを選び、数日間のかぶせを行ってから丁寧に摘採します。収穫された茶葉は、自社の工場で製造・加工。火入れの強さや蒸し時間、ブレンドの比率を細かく調整し、その年の茶葉の状態に合わせて「いま、いちばんおいしい」味わいを引き出しています。:contentReference[oaicite:6]{index=6}

現在、茶畑とお店を切り盛りするのは三代目の市川さんご夫婦。畑仕事や製造、出荷、店舗販売、オンラインショップの運営までをほぼ二人で担う、小さな家族経営です。だからこそ、どの畑のどのロットから出荷されたお茶なのかを把握しやすく、お客様一人ひとりの声に耳を傾けながら、商品づくりやラインナップの見直しを続けることができます。:contentReference[oaicite:7]{index=7}

オンラインストアでは、煎茶・ほうじ茶・紅茶・玄米茶・番茶・くき茶・粉茶・粉末茶・ティーバッグタイプなど、カテゴリごとに商品を紹介。10,000円以上の購入で送料無料といったサービスも用意し、遠方のお客様にも伊勢亀山のお茶時間を届けています。また、旧ホームページ経由での郵便振替・代引き注文にも対応するなど、従来のお客様への配慮も忘れません。:contentReference[oaicite:8]{index=8}

「自分たちの畑で育てたお茶を、自分たちの工場で仕上げて、お客様の元へ届ける」。市川大楽園のシンプルで力強いスタイルには、里山の風景とともにお茶づくりを続けてきた家族の誇りと、毎日の暮らしに寄り添うおいしいお茶を届けたいという想いが詰まっています。

伊勢亀山の里山に広がる、自園自製のお茶づくり

市川大楽園の茶畑は、伊勢茶の産地として知られる三重県亀山市辺法寺町の里山にあります。鈴鹿山脈の麓、清らかな水と豊かな地質、温暖な気候に恵まれた環境で、自園の畑を家族で管理。そこで育てた茶葉だけを、自社工場で製造・加工し、そのままお客様へ届ける「自園・自製・自販」の一貫スタイルを大切にしています。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

八十八夜前の一番茶 × かぶせ栽培 × 特別栽培

看板商品の「煎茶大楽園」や「特上煎茶」には、八十八夜前に摘み取った一番茶の新芽を使用。その新芽に5〜7日間ほどの「かぶせ」を施すことで、新芽の香りと深い緑色、やさしい旨味を両立させています。さらに農薬の使用量を半分に抑えた特別栽培の茶畑から、よく育った茶葉だけを選んで収穫することで、安心・安全と味わいの両方を追求しています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

家族経営だからこそできる、ていねいな焙煎とブレンド

祖父の代から続くお茶づくりを三代目が引き継ぎ、現在は夫婦ふたりでお店と畑を切り盛りしています。煎茶では「やぶきた」と在来種をブレンドして奥行きのある味わいを出したり、紅茶用品種「べにふうき」「べにほまれ」を組み合わせた和紅茶を作るなど、少量だからこそできる細やかな焙煎・ブレンドで、それぞれの茶葉の個性を引き出しています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

暮らしに寄り添う、ほうじ茶・紅茶・粉末茶・ティーバッグ

定番の煎茶だけでなく、香ばしい「ほうじ番茶」、渋みを抑えた「和紅茶ティーバッグ」、料理やお菓子作りにも使える「特上煎茶 粉末茶」、メチル化カテキンを多く含む「べにふうき粉末緑茶」、お湯や水を注ぐだけで楽しめる粉茶・ティーバッグなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なラインナップを展開。毎日の一杯から来客時まで、幅広いシーンに寄り添います。:contentReference[oaicite:3]{index=3}

地域の売り場や直営店から広がる、伊勢亀山のお茶時間

亀山市の本店のほか、JA鈴鹿「果菜彩」やスーパーサンシ、ぎゅーとらの「地物の郷おおきんな」、マックスバリュの「大地の耕作人コーナー」など、地元の産直・スーパーでも市川大楽園のお茶を販売。伊勢亀山の里山で育ったお茶が、日々の暮らしに自然と溶け込んでいくような、地域密着の販売スタイルも特徴です。:contentReference[oaicite:4]{index=4}