事業者・ブランド紹介

覚田真珠

伊勢志摩から世界へ。養殖から販売まで一貫体制で届ける「品質と信頼」の真珠。

真珠養殖発祥の地・三重県伊勢志摩に本社を構える覚田真珠株式会社(KAKUDA PEARLS)は、昭和6年に真珠事業を興して以来、90年以上にわたり真珠一筋に歩み続けてきた老舗パールメーカーです。伊勢・志摩・天草・インドネシアなど国内外の海に養殖拠点を持ち、アコヤ真珠から白蝶真珠までを自社グループで養殖。選別・加工・ネックレス組立・ジュエリー製作、そして伊勢内宮前おはらい町の直営店やオンラインショップでの販売まで一貫して手掛け、「大珠の覚田」「品質と価格に信頼のおける覚田」として国内外のバイヤーやお客様から高い評価を集めています。

〒516-0074 三重県伊勢市本町7番5号 かくたしんじゅ
覚田真珠

PROFILE 企業・工房について

覚田真珠の歴史は、昭和6年に初代・覚田嘉蔵氏が三重県英虞湾で真珠養殖を始めたことから始まります。当時まだ黎明期にあった養殖真珠の可能性にいち早く着目し、戦中・戦後の困難な時期にも真珠の価値を信じて事業を継続。戦禍から守り抜いたわずかな大珠を元手に商いを再開し、その後の成長の礎を築きました。

1930年代にはヨーロッパや北米への輸出を開始し、イタリア・ドイツ・スウェーデン・フランス・アメリカ・カナダなどに販路を拡大。一国に一社のみの顧客と取引することで過当競争を避け、顧客と共に繁栄する方針を貫いてきました。その結果、80年以上にわたり取引が続く海外顧客もいるほど、厚い信頼関係を築いています。

戦後は熊本県天草に日本最大級のアコヤ真珠養殖場を開設し、オーストラリアやインドネシアでの白蝶真珠養殖にも進出。インドネシアでは白蝶貝の人工採苗方式の確立に先駆けて成功するなど、常に「先取の精神」で新しい技術にチャレンジしてきました。伊勢市本町の現在の本社社屋や、伊勢神宮内宮前おはらい町の小売店舗も、そうした発展の中で生まれた拠点です。

三代目社長・覚田譲治氏のもと、現在は真珠検定制度の立ち上げやPearl Standardの策定、香港ショーでの日本アコヤのプロモーション、三重県真珠振興協議会会長としての活動など、業界全体をリードする取り組みも積極的に推進。「品質と信頼」をモットーに、これからも世界中の人々に真珠の魅力と日本の養殖技術の素晴らしさを伝えていくことを目指しています。

創業1931年、養殖から販売までを手掛ける一貫メーカー

覚田真珠は、昭和6年(1931年)に三重県・英虞湾で真珠事業を始めて以来、アコヤ真珠の養殖から選別・加工・販売までをグループ内で一貫して行ってきました。戦後の混乱期や市況の変動を乗り越えながら養殖場を拡大し、現在では国内外に大型養殖拠点と加工設備を持つ総合パールメーカーとして、年間150貫にもおよぶ真珠を取り扱っています。

伊勢志摩と天草、インドネシアを結ぶグローバルな養殖ネットワーク

三重県志摩市志摩町片田の「COVA KAKUDA」をはじめ、熊本県天草の九州真珠、インドネシアの白蝶真珠養殖場など、覚田グループは国内外に養殖拠点を展開。環境に配慮しながら真珠貝のコンディション管理や人工採苗技術の向上に取り組むことで、マキ厚がありテリの良い真珠の安定供給を実現しています。

3mm台のベビーパールから大珠まで、幅広いラインナップ

アコヤ真珠では3mm台のベビーパールから9mm前後の大珠まで、黒蝶・白蝶真珠では上質なバラ珠やネックレス用連材を豊富に取り揃えています。ベーシックな白系アコヤネックレスに加え、ナチュラルカラー、グレー系、ゴールド系などバリエーションも多彩で、フォーマルからカジュアルまで幅広いスタイリングに対応できるのが特徴です。

伊勢内宮前おはらい町の直営店「KAKUDA PEARLS」

伊勢神宮・内宮の参道であるおはらい町には、直営ショップ「KAKUDA PEARLS」があり、選び抜かれた伊勢志摩の真珠ジュエリーを実際に手に取って選ぶことができます。定番のネックレス・イヤリングセットから、ベビーパールのデザインジュエリー、ブローチやリングまで、ギフトや記念日の一本にふさわしいアイテムが揃っています。

真珠のプロが教える「選び方」と「メンテナンス」

公式サイトの「PEARL – 選び方」「メンテナンス」コンテンツでは、サイズ表記の意味、色・形の違い、マキ厚やテリの見方、キズの判断基準、自宅でできるお手入れ方法など、真珠のプロが長年の経験に基づいて解説。購入後も洗浄・磨き・糸替えなどのアフターケアを受けられる体制を整え、真珠を長く美しく楽しんでもらうための情報発信にも力を入れています。

業界をリードする「品質と信頼」のブランド

三代にわたる家族経営の企業体として、覚田グループは早くから欧米向けの輸出販路を開拓し、一国一社制により顧客と共に繁栄する姿勢を貫いてきました。現在も日本真珠振興会や日本真珠輸出組合、三重県真珠振興協議会などで中心的な役割を担い、真珠検定制度やG7サミットのラペルピンプロジェクトなど、業界全体の発展に貢献する取り組みを続けています。