サンクトガーレン

サンクトガーレンの前身は、代表・岩本伸久氏の父が経営していた飲茶店でした。サンフランシスコの店舗で出会ったクラフトビールの香りと味わいに衝撃を受け、「なぜ日本にはこんなビールがないのか」という疑問がビールづくりの原点になったといいます。当時の日本では小規模ビール醸造が認められていなかったため、まずはアメリカで醸造免許を取得し、現地のブルーパブでビールを提供するところからスタートしました。

その後、日本で地ビールが解禁される流れのなかで、サンクトガーレンは「元祖地ビール屋」として本格的に国内での醸造・販売を開始。スイス・サンクトガーレン修道院から名前を頂き、日本でも世界でも通用するクラフトビールブランドをめざして歩みを進めていきます。

2003年には現在の厚木市金田の地に工場を構え、ゴールデンエールやアンバーエールといった定番ビールに加え、フルーツビールやチョコビール、麦のワインなど、独創的なラインナップを次々に開発。国内外のビールコンペティションで数々の金賞・最高賞を受賞し、クラフトビールファンから熱い支持を集める存在になりました。

近年は、神奈川県オリジナル柑橘「湘南ゴールド」や和梨、桃など国産フルーツをふんだんに使ったビールや、ホップの収穫期に合わせた「FRESH HOP IPA」、毎年の頒布会限定ビールなど、季節感とストーリー性のある商品を多数展開。厚木の醸造所から、日々新しいビールのアイデアが生まれ続けています。

「元祖地ビール屋」。日本の地ビール解禁前からのパイオニア

サンクトガーレンの名前は、世界で最初に醸造免許を取得したとされるスイス・サンクトガーレン修道院に由来します。日本で小規模ビール醸造が認められる以前からアメリカで免許を取得し、本格的なクラフトビールづくりを開始。その取り組みが、日本における地ビール解禁のきっかけの一つになったと言われる、まさに「元祖地ビール屋」です。

エールビール一貫主義と、豊富な定番ラインナップ

創業時から現在に至るまで、サンクトガーレンは「エールビール一貫主義」を掲げています。キレと爽やかさの『ゴールデンエール』、ほどよいコクの『アンバーエール』、焙煎麦芽の香ばしさが際立つ『ブラウンポーター』、ホップの苦味と香りを楽しめる『YOKOHAMA XPA』など、多彩なエールビールは国内外のコンテストで多数受賞し、厚木を代表するクラフトビールとして愛されています。

フルーツビールやチョコビールなど、遊び心あふれる限定ビール

長野・高遠の桜の花と葉を使った「サンクトガーレンさくら」、神奈川オリジナル柑橘「湘南ゴールド」を丸ごと使ったフルーツビール、りんごとシナモンで“飲むアップルパイ”を表現した「アップルシナモンエール」など、季節限定のフルーツビールもサンクトガーレンの代名詞。また、バレンタイン時期のインペリアルチョコレートスタウトやオレンジチョコレートスタウト、一升瓶サイズの「感謝ビール」、麦のワイン「el Diablo」など、話題性の高い商品も多数展開しています。

厚木の醸造所から、全国へ・世界へ

醸造所は神奈川県厚木市金田にあり、ここでつくられたビールが全国の百貨店・専門店・飲食店、そして公式オンラインショップを通じて届けられています。厚木市観光協会からも「地ビールのパイオニア」として紹介されており、イベントやオクトーバーフェスト、ビアフェスにも積極的に出展。国内のみならず、海外のビールコンペティションでも高い評価を得ています。

本厚木駅前の直営店「SanktGallen TAP ROOM」

小田急線本厚木駅北口すぐの商業施設「本厚木ミロード②」1階には、直営ビアバー「SanktGallen TAP ROOM」を展開。工場直送のフレッシュなビールが最大20種類、樽生で楽しめます。定番から季節限定、コラボビールまで揃い、ビールに合うピザやおつまみと一緒に、サンクトガーレンの世界をその場で体験できます。