事業者・ブランド紹介

小田原 鈴廣かまぼこ

慶応元年創業。魚肉たんぱくの可能性と職人技で、「かまぼこのある暮らし」を広げる小田原の老舗かまぼこ屋。

鈴廣かまぼこは、神奈川県小田原市・箱根の玄関口 風祭に本社を構えるかまぼこメーカーです。創業は慶応元年(1865年)。良質な魚と箱根山系の名水を活かし、化学調味料に頼らず、保存料を使わないものづくりにこだわった蒲鉾や伊達巻、あげかま、干物などを手がけています。「鈴廣 かまぼこの里」や「かまぼこ博物館」では、工場見学や手づくり体験を通じて、かまぼこのおいしさと魚肉たんぱくの魅力を発信しています。

〒250-0032 神奈川県小田原市風祭245 すずひろ かまぼこ
小田原 鈴廣かまぼこ

PROFILE 企業・工房について

鈴廣かまぼこの始まりは、江戸時代末期の慶応元年。小田原宿の一角で、近海で獲れた魚を使ったかまぼこづくりを始めたのがルーツとされています。その後も世代を超えて技術を磨き続け、小田原・箱根エリアを代表するかまぼこ屋として成長してきました。

現在の本社は、箱根登山鉄道「風祭駅」に直結する「鈴廣 かまぼこの里」に置かれています。職人の手仕事を受け継ぐ風祭工場と、最新設備を備えた恵水工場を中心に、蒲鉾・伊達巻・揚げかま・干物など多彩な商品を製造。全国の百貨店や土産店、直営店、オンラインショップを通じて、日本各地の食卓へ届けています。

素材選びにおいては、魚種ごとの身質や鮮度、漁場環境まで目を配り、箱根山系の地下水や厳選した塩、発酵調味料などと組み合わせることで、しなやかな弾力と澄んだ旨みを引き出しています。1990年代以降は、化学調味料や保存料に頼らないレシピへと段階的に切り替え、現在では天然素材と職人技を大きな柱とするものづくりを徹底しています。

また、「かまぼこのある暮らし」というコンセプトのもと、レシピ提案やコラム、魚肉たんぱくの基礎講座など情報発信にも注力。魚肉たんぱく質の研究サイト「魚肉たんぱく研究所」を運営し、消化性や健康機能性に関する知見を広く紹介することで、かまぼこだけにとどまらない魚食文化の可能性を探り続けています。

慶応元年創業、小田原・箱根に根ざした老舗かまぼこ屋

1865年(慶応元年)の創業以来、小田原の地でかまぼこづくりを続けてきた鈴廣。現在は本社のある風祭を中心に、蒲鉾工場や直営店、レストラン、博物館などを展開し、「鈴廣かまぼこ株式会社」を中核とするグループ一体で、かまぼこ文化と魚食文化を未来へつなげています。

天然素材と箱根の名水、保存料に頼らないものづくり

かまぼこの主原料である魚は、身質や鮮度を見極めて吟味。箱根外輪山に降った雨が長い年月をかけてろ過された地下水を仕込み水に使い、旨みと弾力のある足を引き出します。塩や調味料、揚げ油、色付けの素材にいたるまで選び抜き、化学調味料に頼らず、保存料無添加のかまぼこづくりを続けている点も大きな特徴です。

「かまぼこの里」と博物館で学ぶ・体験する・味わう

本社隣接の観光施設「鈴廣 かまぼこの里」には、工場見学や手づくり体験ができる「かまぼこ博物館」、かまぼこや干物、スイーツが並ぶ「鈴なり市場」、レストランやカフェなど多彩な施設が集結。家族連れや観光客が、かまぼこの歴史や素材、職人技を楽しみながら学べる場になっています。

魚肉たんぱくで未来を変える、研究と新しい挑戦

鈴廣グループ内には、魚肉たんぱく質の特性や健康機能性を研究する「魚肉たんぱく研究所」があり、「お魚たんぱくで世界を健やかに」というミッションのもと、基礎研究や情報発信を展開。魚肉ペプチドを配合したサプリメントや、クラフトビール「箱根ビール」などの新商品開発にも取り組み、魚肉たんぱくの価値をさまざまな形で提案しています。