能作
高岡400年の鋳造技術を、真鍮と錫のうつわに。
能作は、富山県高岡市で1916年に創業した鋳物メーカーです。仏具・茶道具・花器といった伝統的な鋳物から始まり、現在は真鍮・青銅・錫100%のテーブルウェアやインテリア、アートピース、医療器具などへと展開。鋳造の技と素材の可能性を追求しながら、「素材の美しさ」を引き出すデザインで、暮らしに寄り添う器や道具を提案しています。
PROFILE 企業・工房について
能作のルーツは、仏具や茶道具、花器などの鋳物づくりにあります。高岡銅器の産地として知られる高岡で、真鍮や青銅を使った仏具や茶道具、花器を製造し、長年にわたって高度な鋳造技術を磨いてきました。
やがて「つくって終わり」ではなく、使い手の声が届くものづくりを目指し、テーブルウェアやインテリアといったオリジナル製品の開発にシフト。素材の可能性を追求する中で出会ったのが、錫100%という挑戦でした。
錫は金や銀に次いで高価な金属であり、抗菌性が高く、飲み物の味をまろやかにするとも言われています。能作では、あえて合金にせず錫100%で器をつくることで、手で曲げられる柔らかさや、肌あたりのやさしさを活かした「KAGO」やテーブルウェアを生み出しました。
2017年に高岡市オフィスパークに新本社工場を構えてからは、工場見学や鋳物体験、カフェやショップを通じて、鋳造の現場と使い手をつなぐ場づくりにも取り組んでいます。伝統を受け継ぎながら、暮らしに寄り添う新しい鋳物のあり方を模索し続ける——それが能作のものづくりです。
1916年創業、高岡銅器の技を受け継ぐ鋳物メーカー
能作は、大正5年(1916年)に高岡で創業した鋳物メーカーです。400年以上続く高岡銅器の鋳造技術を背景に、仏具・茶道具・花器などの伝統的な金属工芸を手がけてきました。
錫100%という素材に挑戦したテーブルウェア
通常は他金属を混ぜた合金でつくられることが多い錫製品を、能作では錫100%で制作。やわらかさや抗菌性など、錫そのものの特性を活かしたテーブルウェアやインテリアを多数展開しています。
「KAGO」シリーズに代表される、手で曲げて使う器
平らな状態から、手で曲げてバスケット状にできる「KAGO」シリーズは、錫100%のしなやかさを活かした能作の代表作。フルーツバスケットやパンかご、ワインホルダー、花留めなど、アイデア次第でさまざまな用途に使えます。
テーブルウェアからインテリア、仏具・茶道具まで幅広いラインナップ
ぐい呑・ビアカップ・タンブラーなどの酒器、プレートやボウル、カトラリーレストといったテーブルウェアに加え、風鈴・花器・コケ盆栽・キャンドルホルダーなどのインテリア、伝統的な仏具や茶道具まで、多彩な鋳物製品を手がけています。
工場見学・鋳物体験・カフェ・ファクトリーショップが一体となった本社
本社工場には、鋳造現場を見学できる「FACTORY TOUR」、錫の鋳物体験ができる「NOUSAKU LAB」、能作の器で料理を楽しめるカフェ「IMONO KITCHEN」、限定品が揃うファクトリーショップを併設。クラフトツーリズムの拠点としても人気を集めています。
素材の美しさを伝えるデザインと、国内外での評価
「素材の美しさ」を大切にし、それを引き出す職人技とデザインで、国内外のデザイン賞を受賞。ホテルやレストラン、ミュージアムショップなどでも採用され、世界各地で能作の器とインテリアが使われています。
LINKS 公式リンク / SNS
- 公式サイト https://www.nousaku.co.jp/
- オンラインショップ https://www.shopnousaku.com/
- お問い合わせフォーム https://www.nousaku.co.jp/contact/
- X(公式) https://x.com/nousaku1916
- 能作 公式サイト(トップページ) https://www.nousaku.co.jp/
- 能作について(歴史・技術) https://www.nousaku.co.jp/about/
- 製品一覧(PRODUCT) https://www.nousaku.co.jp/product/
- 工場見学・体験・カフェ https://www.nousaku.co.jp/factory/
- 本社FACTORY SHOP(直営店) https://www.nousaku.co.jp/shop/shop/factoryshop/factoryshop/
- 能作オンラインショップ【公式】 https://www.shopnousaku.com/