事業者・ブランド紹介

福光屋

1625年創業。金沢で最も長い歴史を持つ純米蔵として、米と水だけで醸す日本酒と米発酵のちからを世界へ。

1625(寛永2)年創業、金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵「福光屋」。霊峰白山の麓から百年の時をかけて蔵に辿り着く仕込み水「百年水」と、1960年から取り組む契約栽培米を礎に、2001年には全量純米造りの「純米蔵」へ。日本酒はもちろん、発酵食品やコスメまで、米発酵の可能性を広げ続けています。

〒920-8638 石川県金沢市石引二丁目8番3号 ふくみつや
福光屋

PROFILE 企業・工房について

福光屋の歴史は、1625(寛永2)年に金沢・石引の地で酒造業を始めたことにさかのぼります。加賀百万石の城下町として栄えた金沢の食文化とともに、約400年にわたって「米と水に忠実な酒造り」を続けてきました。

大きな転機となったのが、1960年にスタートした契約栽培米への取り組みです。農家と共に土づくりから酒米を見つめ直し、良質な酒造好適米を安定的に確保する仕組みを構築。さらに、霊峰白山の麓から百年かけて蔵に辿り着く地下水「百年水」を仕込み水に用いることで、原料から徹底的にこだわる体制を整えました。

その延長線上にあるのが、2001年に実現した「全量純米造り」です。醸す日本酒はすべて、米と水だけで造る純米酒・純米吟醸・純米大吟醸へ。大量生産やアルコール添加に頼らず、米の旨みと発酵の奥行きを活かした酒質を追求し続けています。

代表銘柄は、食中酒として定番の「福正宗」、辛口でキレのある「加賀鳶」、熟成感や旨みを楽しむ「黒帯」など。さらに、長期熟成酒やプレミアムシリーズ、季節限定酒といった日本酒のほか、糀甘酒や発酵ライスミルク、米発酵由来のコスメブランド「アミノリセ」「FRENAVA」なども展開し、米発酵文化の魅力を国内外へ発信しています。

金沢で最も長い歴史を持つ、1625年創業の酒蔵

江戸初期・寛永2年に創業し、約400年にわたって酒造りを続けてきた福光屋。金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵として、土地に根ざした米と水、職人の技を大切にしながら、今も新しい挑戦を続けています。

百年の時をかけて育まれる仕込み水「百年水」

霊峰白山の麓に降った雪や雨が、地層に磨かれながら百年かけて酒蔵の井戸に辿り着く清冽な地下水「百年水」。ミネラルバランスに優れたこの水を全ての仕込み水に用い、やさしくも芯のある味わいを支えています。

契約栽培米と全量純米造りへのこだわり

1960年から農家とともに土づくりから向き合い、酒造好適米の契約栽培を開始。2001年には全ての日本酒を米と水だけで醸す「全量純米造り」に切り替え、万石単位の蔵として初の純米蔵宣言を行いました。

米発酵技術を活かした、日本酒・発酵食品・化粧品

長年培ってきた米発酵技術を、日本酒だけでなく糀甘酒や発酵ライスミルク、乳酸菌飲料、調味料、スイーツ、さらにはコメ発酵液を配合したスキンケアコスメへと展開。内側と外側から「米のちから」を届けています。