岩原果樹園

岩原果樹園がある北杜市は、八ヶ岳・南アルプス・金峰山などの山々に囲まれ、南には富士山を望む自然豊かなエリア。フルーツ大国・山梨の中でも北西部の高冷地に位置し、澄んだ空気と豊かな水、昼夜の寒暖差、長い日照時間、少ない降雨という条件が揃うことから、果実栽培に最適な土地と判断し、市内数か所に果樹園を開きました。

代表の岩原行彦さんは、岡山大学農学部果樹専攻を卒業後、農林水産省果樹試験場や広島県農業協同組合連合会で果樹農家の指導に携わった専門家。1994年に北杜市高根町堤（南清里）でさくらんぼの苗木を定植したのを皮切りに、北清里、西洋梨園、桃園、葡萄園、白州地区などへと少しずつ果樹園を拡大し、その土地ごとに最適な品目を組み合わせてきました。

『大玉で糖度の高いくだもの』を合言葉に、果実数を減らしてサイズと品質を追求する生産スタイルを貫いている岩原果樹園。土づくりでは、土壌成分や葉・枝の生育状況を診断し、一本一本きめ細かく肥料設計を行い、自社配合堆肥や有機質肥料を施用。整枝剪定や誘引で日当たりと通気性を整え、受粉・摘果・かん水などもデータに基づいて管理し、大きく赤く、濃厚で食べ応えのある果実を目指しています。

こうした取り組みは、農業を育てるヤングカップル賞、さくらんぼ最高出荷の部受賞、毎日農業記録賞グランプリ（農林水産大臣賞）、山梨日日新聞・YBS農業賞、全国果樹技術・経営コンクール受賞など、数々の受賞歴として評価されています。黒字経営30年の実績を持つ果樹園として、後継者や農場長候補、独立希望者の受け入れも行い、果樹農業の次世代育成にも力を入れています。

さくらんぼ狩りは、6月中旬〜7月上旬頃まで40分食べ放題＋お土産付きで楽しめ、本州で最も遅い時期までさくらんぼ狩りができるスポットとして知られています。9月〜12月にかけては、西洋梨やりんご、日本梨などの出荷・宅配がピークを迎え、オンラインショップや産地直送で全国のファンに「太陽に一番近い高冷地フルーツ」を届けています。

日本一の標高にひらかれた「大玉フルーツ」の産地

八ヶ岳南麓・標高830mと1060mの高冷地に果樹園を構える岩原果樹園。澄んだ空気、清らかな水、昼夜の寒暖差、長い日照時間と少ない降雨という恵まれた自然条件を活かし、「日本一の標高」といわれる環境で大玉フルーツを育てています。

看板商品は、大粒で糖度の高い「大玉さくらんぼ」

岩原果樹園の一番の自慢は「大玉さくらんぼ」。果実数をあえて制限し、一粒一粒に養分を集中させることで、思わず「わぁ〜大きい！」「あま〜い！」と声が出るほどの大きさと甘さを追求。高冷地で育つことで成熟までの日数が長くなり、糖度の高いさくらんぼに仕上がります。

西洋梨・もも・ぶどう・キウイなど、多品目で長い販売シーズン

さくらんぼに加え、西洋梨（ラ・フランスやオーロラなど）、もも、キウイフルーツ、プルーン、りんご、日本梨、さらに今後はぶどうも本格展開予定。年間販売スケジュールを通して、初夏から冬まで途切れなく「旬の果物」を届けています。

やまなしGAP認証と、緻密な栽培管理

化学肥料を使わず堆肥と有機質肥料、減農薬を基本とし、「安全・安心な農産物」と「環境に配慮した生産」に取り組んできた岩原果樹園。山梨県の「やまなしGAP認証制度」に登録されており、さくらんぼとぶどうは全面雨よけ栽培や土壌水分の測定など、科学的な管理で病害リスクを抑えつつ高品質生産を行っています。