田中一之刃物製作所 「誠貴作」
兵庫・三木市で「誠貴作」を鍛え続ける、本鍛造・手打ち包丁の工房。
田中一之刃物製作所は、明治末期に鎌鍛冶としてスタートした工房です。戦後「田中勉鎌製作所」として鎌づくり一筋に歩み、平成12年に現社名へ改称。四代目・田中誠貴氏は福井県武生市の伝統工芸士のもとで修業を積み、ブランド「誠貴作(しげきさく)」を中心に、青紙や銀三、粉末鋼SG2など多彩な鋼材を本鍛造・手打ちで生かした包丁を生み出しています。すべてが少量生産の本鍛造品で、一丁ごとに異なる表情と切れ味を持つ一本です。
PROFILE 企業・工房について
田中一之刃物製作所の歴史は、明治末期に鎌鍛冶として鎌を鍛え始めたところから始まります。戦後は「田中勉鎌製作所」として屋号を掲げ、農具や刃物の製造を通じて「使い手に認められる道具づくり」を続けてきました。平成12年に現在の「田中一之刃物製作所」へ改称し、刃物メーカーとしての歩みを新たにしています。
四代目の田中誠貴氏は、若い頃に福井県武生市の伝統工芸士鍛冶職人のもとで修行を積みました。700年の歴史を持つ越前打刃物の技術の中でも、長尺のマグロ切り包丁を本鍛造できる数少ない師匠から、割込み鍛造や火入れ、焼き入れなどの技を学びました。その経験を生かし、三木の工房では青紙、銀三、粉末鋼SG2など、さまざまな鋼材を使った包丁を一貫手作業で仕上げています。
「一人一人顔が違うのと同じように、本鍛造・手打ちの包丁は一丁一丁表情が違う」。そう語る田中氏は、積層模様や梨地仕上げ、黒檀柄や強化木柄など、見た目と機能を両立させたデザインにもこだわります。「誠貴作」や「羽々斬」といったシリーズは、国内外のユーザーに支持され、アウトドアイベントやギフトショーなどへの出展、国内外の専門店での取り扱いを通じてファンを広げています。
鎌鍛冶から続く「すべて本鍛造・手打ち」の包丁づくり
ルーツは明治末期、日露戦争の頃に始まった鎌鍛冶。戦後は鎌製作所として道具づくり一筋に歩み、現在は四代目・田中誠貴氏が「すべて本鍛造・手打ち」という信条のもと、青紙や銀三、粉末鋼などを一本一本鍛えています。
福井・越前で磨いた技術と、三木で育てたデザイン
鍛冶職人としての修行は、越前打刃物の産地・福井県武生市の伝統工芸士の工房から。日本海側の超長尺マグロ包丁などを手打ちする師匠のもとで学んだ「割り込み鍛造」の技術と、三木ならではの金物文化を背景に、波紋やダマスカス模様を生かした刃文と実用性を兼ね備えた包丁を生み出しています。
「誠貴作」「羽々斬」「初霜」など、多彩なシリーズ展開
積層V金10号鋼を本鍛造した「誠貴作」、粉末鋼スーパーゴールド2を黒檀柄と組み合わせた「羽々斬」、青紙2号積層鋼の「初霜」、銀三鋼の「銀波」、炭素鋼とステンレスの特性を生かした「天照」や「秀之梨地」など、素材や仕立ての違いで選べるシリーズを展開しています。
FAQとアフターケアで、日々の使い方まで丁寧にサポート
家庭用の砥石での研ぎ方、ステンレス包丁でも錆びを防ぐ扱い方、冷凍食品や骨を避ける理由、左利き包丁が受注生産であること、食洗機を避けるべき理由などをFAQで詳しく説明。道具を長く使ってもらうための情報発信にも力を入れています。
LINKS 公式リンク / SNS
- 公式サイト https://www.kanegen4th.com/
- オンラインショップ https://www.kanegen4th.com/cat-all/
- お問い合わせフォーム https://www.kanegen4th.com/contact/
- 田中一之刃物製作所について https://www.kanegen4th.com/about/
- 製造工程(本鍛造へのこだわり) https://www.kanegen4th.com/commitment/
- 製品一覧(ALLカテゴリー) https://www.kanegen4th.com/cat-all/
- よくあるご質問(FAQ) https://www.kanegen4th.com/faq/
- お問い合わせ https://www.kanegen4th.com/contact/
- みきかじや村内 ブランドページ(誠貴作 青紙2号積層鋼包丁) https://www.miki-japan.com/brand/tanaka/tanaka-01.html
- 清助刃物 田中誠貴コレクション https://seisukehamono.com/collections/%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E8%AA%A0%E8%B2%B4
- インタビュー記事「田中一之刃物製作所 四代目 田中誠貴」 https://hyogo-hocho.net/interview-tanaka/